介護の現場では、ギックリ腰(急性腰痛)になる方が非常に多い傾向があります。これは、介助作業が腰に大きな負担をかけるためです。今回は、その理由と対策についてお話しします。
◎重い負担が腰に集中しやすい
介護の仕事では、ベッドからの移乗や体位変換、入浴介助などで、患者さんや利用者さんを持ち上げたり支えたりする場面が頻繁にあります。この際、無意識に腰だけで力を入れてしまうと、腰椎に大きな負荷がかかり、ギックリ腰を引き起こすリスクが高まります。
◎中腰姿勢が続きやすい
介護作業では、無理な体勢での作業が避けられません。中腰や前かがみの姿勢が続くと、腰の筋肉が常に緊張状態になり、疲労が蓄積しやすくなります。疲労が限界を超えたとき、ちょっとした動作でギックリ腰になることも少なくありません。
◎心理的な緊張も影響
介護の現場は、常に気を張っている状況が多いものです。心理的な緊張状態は筋肉のこわばりを引き起こし、腰痛の原因になることもあります。
【ギックリ腰を予防するためにできること】
1. 正しい体の使い方を身につける
• 腰ではなく、膝を曲げて持ち上げる動作を意識する。
• 腹圧を高め、体幹を安定させる。
2. 腰回りの筋力を強化する
• 日常的なストレッチや筋力トレーニングで、腰を支える筋肉を鍛える。
3. サポート器具を積極的に活用する
• 腰痛ベルトやリフト機器などを使い、腰の負担を軽減する。
4. 早めのケアと休息を心がける
• 腰に違和感を感じたら無理をせず、早めにケアをする。
当院でも、ギックリ腰の治療や予防のためのアドバイスを行っております。介護職の方が安心して働けるよう、全力でサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。